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女性の痔 妊娠、便秘、冷え性の関係
妊娠と痔
女性の痔の原因として、便秘や下痢などの排便異常の他に、妊娠、出産、冷え性などが挙げられています。
女性は元々便秘になりやすい傾向があり、生理前や妊娠中は女性ホルモンの影響で腸のぜん動運動が鈍くなり便秘を起こしやすく、子宮による血管の圧迫、便秘による肛門周囲の圧迫などが原因となって悪化します。
さらに女性は、肛門の後方と前方の括約筋が弱くて傷つきやすい構造をしており、妊娠後の痔は分娩で一時的に悪化することはあっても、産後は自然に治ることが多いのですが、妊娠中に手術をしなくてはならないほどひどい痔というのは、妊娠前からもっていた痔が妊娠を期に悪化したケースによるもののようです。
妊娠すると便秘しやすくなり、さらに妊娠期間の経過とともに赤ちゃんの重さで重くなった子宮が直腸や肛門、静脈を圧迫するために血液の循環が悪くなることでうっ血が起こり、ますます痔が悪化します。
妊娠中の痔の治療は必ず肛門科、産婦人科の専門医に早めに相談して治療方針を相談しましょう。
痔の手術が必要な場合でも、それなりに危険を伴いますので、痔の症状によって妊娠経過が悪くなると思われる状態でない限り、手術は延期された方がよいとされ、どうしても手術が必要であれば、麻酔や薬剤による影響の可能性が少なくなる妊娠14週以降が望ましく、いずれにしても専門医とよく相談した上で治療にのぞみましょう。
女性の痔 妊娠、便秘、冷え性の関係